経審の「技術者」と「技能者」の違いとは?Z点・W点の評価をわかりやすく解説
公共工事を請け負うために重要となる経営事項審査(経審)では、
「技術者」と「技能者」の区別が非常に重要です。
どちらも人材評価に関係しますが、
技術者 → Z点(技術力)
技能者 → W点(社会性・技能)
と、評価される場所も意味もまったく異なります。
この記事では、実務目線でわかりやすく整理します。
技術者と技能者の違い(結論)
| 区分 | 技術者 | 技能者 |
| 評価項目 | Z点(技術力) | W点(社会性等) |
| 役割 | 管理・監督 | 現場作業 |
| 要件 | 資格・実務経験あり | CCUSレベル等 |
| 主な人材 | 施工管理・主任技術者 | 職人・作業員 |
【共通要件】両者に共通する条件
技術者、技能者にはそれぞれ要件がありますが二つの共通点としては
・審査基準日以前に6ヶ月超の雇用関係があること
・審査基準日に在籍していること
審査基準日は経営事項審査を行う対象年度の決算期のことを表します。
決算期が12月31日の会社の審査を行う場合、審査基準日は12月31日となります。
また6カ月超の雇用関係とは
6か月と1日以上を示しますので、注意が必要です。
技術者とは?(Z点に反映)
定義
建設業法上の「専任技術者」になれる資格や実務経験を持つ人材。
具体例
・1級・2級施工管理技士
・技術士
・実務経験10年以上 など
評価されるポイント(Z点)
・技術職員数
・保有資格
・CPD単位(継続教育)
添付書類
・資格証明書、合格証など
・健康保険被保険者証等(常勤証明)
技術者まとめ
技術者の多くは現場の実作業というよりは工程管理・品質管理・安全管理を担当することが多いです。
経審では、技術者1人につき最大2業種までカウントが可能となります。
また技術者が受講できる
監理技術者講習には有効期限がありますので期限をきちんと把握しておきましょう。
またCPD認定団体が提供している講習や研修などに参加するとCPD単位の取得ができます。
CPD単位は経審のZ点の加点対象に繋がります。
審査基準日以前1年間に取得したCPD単位が加点対象となりますので注意が必要です。
技能者とは?(W点に反映)
定義
実際に現場で作業に従事する人(いわゆる職人・作業員)
評価対象(W点)
・CCUS(建設キャリアアップシステム)登録
・レベル別技能者数(レベル1〜4)
添付書類
・能力評価(レベル判定)結果通知書
・CCUS登録情報
技能者まとめ
レベルが高いほど加点大(特にレベル3・4)
ちなみに
同一人物であっても技術者、技能者の要件を満たせば
Z点、W点の両方で加点対象となります。
最後に
経営事項審査は「書類作成」だけでなく、
会社の評価を上げるための戦略が重要です。
特に技術者と技能者の理解は、点数アップに直結します。
当事務所では、経審申請だけでなく、
点数向上のための事前対策からサポートしております。
まずはお気軽にご相談ください。
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